SECが複数の暗号ETFの承認を再び延期、グレースケールとブラックロックの申請は年末まで待機

SECの最近の行動はその歴史的慣行に一致しており、決定を下す前に審査期間を法定最長期間まで延長しています。

オリジナルソース: cryptoslate

翻訳：ブロックチェーン騎士

SECは5月13日に、グレースケールとブラックロックが提出した申請を含む、暗号資産に関連する複数のETF申請の決定を遅らせました。

これらの遅延は、機関の審査時間ラインを延長し、SECが2025年の最後の四半期前にいかなる申請も承認しないという市場の予想に合致しています。

グレイスケールが提出したSOLとLTCの現物ETF申請が延期されました。両者の新しい提出期限はそれぞれ8月11日と10月10日です。

SECは、ブラックロックが申請した現物BTC ETFの現物償還リクエストを有効にするための措置をまだ延期しています。ブラックロックのこの申請には、初期承認ではなく、主に技術的なメカニズムに関わるため、更新された締切はありません。

さらに、SECは21Sharesが提出した現物DOGE ETFの19b-4申請書を受領したことを確認し、これによりこの製品の正式な審査タイムラインが開始されました。この申請は、同機関の法定スケジュールに基づいて最終決定を下すためのカウントダウンを開始しました。

今年の後半に決定が下される見込みです

SECの最新の措置は、70以上の暗号資産ETF提案に対する段階的な審査の一貫したパターンを引き続き維持しており、これらの提案は現在も異なる評価段階にあります。4月29日、SECはさらに5件の暗号資産関連ETFに関する決定を延期しました。

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ブルームバーグのETFアナリスト、ジェームズ・セイファートとエリック・バルチュナスは、現在の遅延サイクルを通常の運用として説明しています。

セイファートは、遅延が「予想通り」であり、影響を受ける製品の最終締切は10月より早くはないと述べています。

バルチュナスは、最近確認された議長ポール・アトキンスが従業員との内部会議および戦略会議を終えるまで、SECが実質的な承認を出す可能性は低いと述べました。

彼は言った：「彼らはずっと外部の人々と会っている。おそらく戦略を策定している。その後で、関連する申請を承認することが可能になるだろう。」

規制ロードマップ

SECによる暗号資産ETF申請の決定は、連邦公報における提案されたルール変更の公表に基づく多段階の法定手続きを遵守しています。

その機関は通常、最終期限に達する前に決定を延期する機会を持つために、45日、90日、180日、240日のレビュー間隔で運営されています。

SECの最近の行動は、その歴史的慣行と一致しており、決定を下す前に審査期間を法定最長期間まで延長しています。

第3四半期の末までに、このバッチのETF申請は最終締切日を迎えておらず、申請者と投資家は暗号資産に関連する投資ツールの規制の方向性を明確にするために待ち続けるしかありません。